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≪昭和顔の女優≫が軒並みブレイクしている・・・そのワケとは如何に?




太めの“ナチュラル”眉、重めのボブヘア……といった女性の“昭和風”ファッションやメイクが目立っている。

芸能界でも“昭和顔”の女優たちが台頭してきており、お笑い界でも一周回ったバブルネタを武器に平野ノラが人気で、改めて“昭和”の良さが見直されているようだ。

昭和顔の女優と言えば、多部未華子、有村架純、松岡茉優、黒木華らがブレイクしている。

さらに、現在放送中のNHK連続テレビ小説『べっぴんさん』(NHK総合)で、ヒロインの女学校時代からの友人・田坂(結婚後は村田)君枝役を演じている土村芳(つちむらかほ)も、次世代“昭和顔”としてブレイクを控えている。

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なぜ、これほどまでに“昭和顔”の女優が軒並みブレイクしているのだろうか?


◆“絶滅種”だった太眉や無修正のネイティヴ眉の流行も昭和への回帰思考

近年のモデル顔とは異なる魅力を持つ、素朴さやナチュラルさが際立つ“昭和顔”の女優が注目されている。

この“昭和顔”とは、“昭和の町並みや生活スタイルが似合いそうな素朴な顔立ち”でありながらも、昭和を知らない平成世代が支持する顔立ち。

リアルタイムで昭和を過ごしてきた人にとっては、安心感や癒しを感じるが、平成生まれの人々にとっては、ある種の新鮮さを与えているようだ。

「最近では、メイクが濃いギャル系は少なくなり、どちらかと言うとナチュラルめの素肌美人が人気を博しています。

数年前まではバブルの象徴として“絶滅種”だった太眉や無修正のネイティヴ眉が、流行っています。

昭和から平成を生きてきた世代にとっては、古く感じるものも、“新鮮”であり、逆にチャームポイントとなっているのでしょう。

昭和世代が思っている以上に平成世代にとっては、“昭和顔”は“今の時代”に適した顔なのかもしれません」(エンタメ誌編集者)

◆“昭和顔”女優の和風美人のたたずまいは、視聴者に印象を残す

その“昭和顔”の代表とも言われる黒木華は、NHKの朝ドラ『花子とアン』(2014年)でヒロインの花子(吉高由里子)の妹役を和服姿で好演し、注目された。

その後、映画『小さいおうち』(同)で昭和初期の女中役を演じると、完全に“昭和的”“純日本的”という評価が定着し、今年はついに『重版出来!』(TBS系)で、連続ドラマ初主演を飾るまでになるのである。

有村架純もやはり『あまちゃん』で1980年代の女子高生役を演じ、“聖子ちゃんカット”を披露してブレイクのきっかけとした。

また、松岡茉優も同作に出演しており、今ではバラエティ番組のMCなどでも活躍している。

朝ドラ出演で言えば先輩格にあたる多部未華子にしても、お茶の間との親和度が高く、女優としての評価を定着させている。

こうしてみると、確かに“昭和顔女優”の活躍には目を見張るものがあるようだ。

「昭和顔とされる女優さんは、みなさん黒髪が似合う、眉毛が太めだなどの共通点が指摘されますが、どちらかと言えば“地味”な顔立ち。

女優としてはパンチの効いた“華”がないのですが、温かみや素朴さを感じる“和風美人”のたたずまいや演技力の高さから、逆に視聴者の印象に強く残るんです。

有村さんなどは、もはや昭和顔というよりは、石川秀美さんあたりを彷彿とさせる“昭和アイドル顔”ですから(笑)。

若い世代にとっては、“昭和風”ファッションやメイクが流行っているため、逆に今風で、中高年にとっても懐かしさや親しみやすさが起きやすいんじゃないでしょうか」(前出の編集者)

◆“昭和顔の登竜門”とも言える朝ドラで、次のブレイク女優は?

そんな彼女たちに続く昭和顔として注目されているのが、『べっぴんさん』に出演中の土村芳で、“ネクスト黒木華”とも言われている。

主人公・坂東すみれ(芳根京子)の女学校時代の友人役で、結婚後も同じ友人役の百田夏菜子(ももいろクローバーZ)とともに過ごす……という役どころで、舞台は戦前の女学校だけに、ヘアスタイルもおさげやおかっぱ。

なかでも土村は病弱な“お嬢さま”であり、生真面目で潔白というキャラがおかっぱ頭とも相まって、まさに“昭和的”なのである。

『べっぴんさん』での土村は、「おかっぱヘアがかわいい」「柔らかい表情で笑う姿に癒やされる」と早くも視聴者の心を掴んでいるようだ。

「岩手県出身の土村さんは、3歳で地元の子ども劇団に所属します。

京都造形芸術大学映画学科俳優コースへ進むと、在学時代から舞台や自主制作映画で活躍しますが、同大学の教授・林海象監督に見い出されて、林監督の映画『彌勒 MIROKU』で永瀬正敏さんとともに初主演を務めました。

とは言え、一般的な知名度はほとんどなかった。でもその分、“新鮮度”はピカイチで、最近の朝ドラで言えば、『まれ』主演の土屋太鳳さんや同級生役の清水富美加さん、『あさが来た』主演の波瑠さんと親友役の吉岡里帆さんなどのように、朝ドラをきっかけに、土村さんがブレイクする可能性は十分にあるでしょう」(前出の編集者)

“昭和顔の登竜門”とも言えるNHK連続テレビ小説自体、大部分の作品は昭和が舞台。

昭和顔女優が重宝されるのもごく自然とも言える。『べっぴんさん』での土村の演技に、「すごく好き。夫が帰還したときの演技にうっとりした」などの声もあるように、ルックスや雰囲気だけではなく、確かな演技力があるからこそ、視聴者からの高評価を得ている。

時代、時代により、様々な流行や回帰思考が生まれるものだが、しばらくは“昭和顔”の女優たちが主流となってエンタメシーンをけん引していくだろう。



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